M9さん作 : 侍魂外伝 ~姉妹の絆~ (2)

2 リムルル「う、ちょっと・・・怖いかも・・・。      姉様、どこまで行っちゃったんだろ・・・。」 まだ日が高いとはいえ、森の中は鬱蒼と繁る木々に日光が遮れ、やや薄暗い。 怪物が潜むという事を聞かされているせいか、森…

M9さん作 : 侍魂外伝 ~姉妹の絆~ (3)

3 ナコルル「リムルル!?」 姉は確かに妹の声を聞いた様な気がした。 茂みを掻き分け、声の方へ走る。 ややあって、少し開けた場所に出る。 そこには・・・泥で出来た巨人と横たわる見覚えのある姿。 ナコルル「リムルル!!!」…

M9さん作 : 侍魂外伝 ~姉妹の絆~ (4)

4 夜、そして村は歓喜の声に包まれていた。 石化していた村人も戻り、怪物も退治され、祝いの宴が開かれているのだ。 覇王丸達一行は村の救世主として崇め奉られていた。 そんな宴の中心から外れた所に当のナコルルとリムルルの姉妹…

日常の混沌さん作 : 美人の秘訣 (1)

1 「ごめん……」  冷たい言葉。 「今は、誰とも付き合うことができないから……」  少年はその二言だけ言うと、バツの悪そうな表情でその場を去っていく。  ぽつんと後に残されたのは、一人の少女。  秋の木枯らしが、寂れた…

日常の混沌さん作 : 美人の秘訣 (2)

2 「ここ……だよね」  繁華街の外れ、地味な一軒家を眺める。  看板も何もない。本当にここが目的の場所かともう一度チラシの住所と地図を確かめてみるが、やはり寸分違わない。  このまま黙っててもしょうがないので、思い切っ…

日常の混沌さん作 : 美人の秘訣 (3)

3  ――ピンポーン  電子音が屋内から響いてくる。そして、 『は~い、何の御用でしょうか~』  あの日と同じ声。  ここを訪れたのは、あの日以来だった。 「お久しぶりね~。変わらなく可愛いわよぉ」  私は、あのときと同…

日常の混沌さん作 : 美人の秘訣番外編 ~すれ違う心~ (1)

1  告白された。  相手は、ビン底眼鏡におさげ髪の少女。学年でもトップクラスの成績の優等生。  出会いは、3年前の早朝。  俺はランニングの途中、向こうは犬の散歩中だった。  お堅い感じのイメージがあったけど、実はもの…

日常の混沌さん作 : 美人の秘訣番外編 ~すれ違う心~ (2)

2 「無様だな……」  夜の街の道端に、ゴミのように転がりながら呟く。  道を歩いているとき、肩がぶつかった。  因縁をつけられたから、殴った。  仲間がぞろぞろ出てきた。 「本当に、無様だ……」  天を仰ぐと、くぐもっ…

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